銀野舎
銀野舎ブログ日記【2023年4月16日】 脳出血からの運転再開
[2023/04/16] ブログ日記
【2023年4月16日】 脳出血からの運転再開
 車の運転を再開することができました!
 嬉しい!

 僕は2022年6月に脳出血で倒れて左腕と左足が麻痺してしまい、日常生活の動作や歩行などのリハビリをして、2022年10月に退院しました。
 病院のリハビリの先生からは、僕は頭はしっかりしていて大丈夫なのと右足は動くので、体幹を鍛えて身体の基本動作が出来るようになれば車の運転も再開できるかもよ?とは言って貰っていて、あくまでも「出来るかも?」ということで確定ではありまんせしたが、それでも毎日のリハビリを頑張る原動力のひとつになっていました。

 僕としては退院したらすぐに運転を再開したかったのですが、北海道は11月になるともう雪が始め、12月になれば雪は積もって根雪になり春までもう溶けません。運転を再開すると5ヶ月ぶりの久々の運転がいきなり冬道になるので、両親から「冬の間の運転は危険だからダメ」とストップが出ました。
 冬の間も地道にトレーニングを続けて足腰がしっかりしたことを両親に見せ、4月になり道路の雪が完全に溶けたので、両親からOKを貰いました。今年は雪が溶けるのが例年より早くて嬉しかった!

 手続きの方法を知りたくて地元の免許センター(運転免許試験場)に電話をかけて問い合わせると、担当の人が親切に分かりやすく教えてくれました。後日、免許センターから診断書が郵送されてきたので、それを持って病院に行きました。

 病院で担当の先生に「運転を再開したい」という話をして、診断書を書いて貰いました。
 何を書かれたのかな~なんて思って見てみると、「現時点では脳出血の再発の危険性はない」「認知症の症状はない」「てんかん発作の症状はない」「動作については要テスト」というようなことが書かれていました、


 書いて貰った診断書を免許センターへ郵送で提出し、後日また電話をかけて問い合わせると、免許センターでテストをするということで日時を指定されました。

 免許センターへ行くと担当の人と共に小さな部屋へ入り、まず最初に日常生活のことを聞かれたり、どらくらい動けるかの確認をされました。僕は杖を使って歩いていますが、杖を持たなくてもどれくらい動けるのかの確認。
 例えば、椅子からの立ち座り、立ったまま静止、頭だけを動かして横を見る、後ろ振り返る、床のものを拾って取る、(ゆっくりでいいので)自分の足だけで歩行する、等々。
 これらは、病院のリハビリの先生から「こういうテストがあるはずだよ」と教えて貰っていたので、しっかりできるように体幹を鍛えるトレーニングを続けていました。やっていて良かった。

 その次が、車の運転席のような機体の運転シミュレーターに乗ってのテスト。
 これもやることを事前に聞いてはいたのですが、想像していたのと違いました。僕が想像してたのは、CGで出来た街の道路を運転をして横から人が飛び出てきたりとか色々とトラブルが起こるる中を事故らずに安全に運転していく、みたいなことをやるのだと思ってました。
 でも実際に僕がやったのはそういうテストじゃなくて、運転シミュレーターの画面に合わせて適切なスピードと角度にハンドルを回せるか、とか、信号が変わったのに合わせてアクセルとブレーキを適切なタイミングと力で踏めるか、とか、そういう基本的な動作のテストでした。

 一通りテストして、合格を貰えました。
 普通車のオートマ限定で運転できることになりました。
 良かった!


 僕は左腕と左足が麻痺していて、右腕と右足は動きます。右足が動くので、アクセルとブレーキを踏み込むのは問題なくできます。シフトレバーは身体の左側にあり左腕で操作はできませんので、マニュアル車は運転できません。でもオートマ車でシフトレバーの操作をするのは前進とバックする時なので、必ず車が止まっている時になります。車が止まっていれば右手でもシフトレバーを操作できます。
 というわけで、自動車の改造なども特に必要なく普通車のオートマ限定で運転できることになりました。
 現実的には、運転しやすいように色々と準備しなきゃならないこともあって(例えばハンドルスピンナーとか)、色々と教えて貰いました。

 テストを受けながら説明を聞きましたが、車を運転する為には、身体の動きよりも、頭の動きのほうが重要なようです。
 身体がどんなに動けるとしても、頭のほうの判断力や反射神経が良くなければ運転はダメ。
 でも、頭がしっかりしてるなら、身体に不自由なところがあるとしても、運転できる方法を考えて、自動車のほうを運転しやすいようにすればいい。

 免許センターの担当の人は、最初の問い合わせの時からテストを受ける時までずっと親切に対応してくれました。どうすれば僕が運転しやすいかを一緒に考えて説明してくれました。ありがとうございました。


 運転できるようになってもしばらくの間は、アパートの近所の交通量の少ない道路を走って練習しました。普通に前に走るだけならすぐに運転できるようになりました。でもバックが難しかったです。アパートの駐車場でバック駐車の練習をしました。バックする時のハンドルを切る方向とか、どれくらいハンドルを切ればどれくらい曲がるかという感覚とか、バックに関しては感覚を忘れてしまっていたので、何日か練習して、やっと出来るようになりました。あとは、運転席の乗り降りについても何度も練習して、どういう体勢の動かし方が一番やりやすいか試しました。
 行動範囲を少しずつ広げて、交通量の多い幹線道路を走ったり、周りの車に合わせてスピードを出したり、お店に買物に行って駐車場にバック駐車をしたり、運転の感覚を取り戻していきました。

 安全運転を心がけて、また色んなところへ遊びに行って色んな景色を見たいです。
 早速、剣淵町のビバアルパカ牧場へ行ってきました。
 (その話はこちら・・・ https://www.ginnosha.com/1681882797690707.php
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